大学の工学部で幅広い分野を学ぶうちに、研究職や機械加工よりも設計を仕事としてやってみたいなという思いが芽生えて。就活では設計で採用がある企業を受けていたんです。リーマンショック直後で就活は大変でしたが、10社以上受けて最初に内定をもらった北川精機に入社を決めました。入社以来、ずっと設計部に所属しています。
北川精機は個別受注の特殊な機械を製造しているため、お客さまとの打ち合わせ段階から設計担当者も参加し、要望を聞いてから図面に起こしていきます。設計図を書いて終わりではなく、製品が出来上がる過程、現場への納品、テスト運転と最後まで携わるのが設計部の仕事。心臓部である設計を中心にして、プロジェクト全体を進めていけるのは魅力の一つですね。納入のため数カ月に一度、関東~九州エリアに2週間ほど出張することもあります。
そんな設計部では覚えることが多いので、新入社員や若手社員の教育・研修に注力しています。週に数回、1~2時間ほど設計について教える時間を設けています。分からないことは遠慮せず、業務中でも研修中でもどんどん聞いてもらえるとうれしいですね。また組織全体の効率化を図り、働きやすい環境づくりに努めています。