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先輩社員の声/技術部 機械設計一課 S.S

設計を通して製品に自分の意思を込められることに、
やりがいを感じています。
 
所属:技術部 機械設計一課 主任
S.S 2010年入社 工学部卒業

Q1. 北川精機を選んだ理由は何ですか? 実際に働いてきて、どんなところが魅力だと思いますか?

大学の工学部で幅広い分野を学ぶうちに、研究職や機械加工よりも設計を仕事としてやってみたいなという思いが芽生えて。就活では設計で採用がある企業を受けていたんです。リーマンショック直後で就活は大変でしたが、10社以上受けて最初に内定をもらった北川精機に入社を決めました。入社以来、ずっと設計部に所属しています。

北川精機は個別受注の特殊な機械を製造しているため、お客さまとの打ち合わせ段階から設計担当者も参加し、要望を聞いてから図面に起こしていきます。設計図を書いて終わりではなく、製品が出来上がる過程、現場への納品、テスト運転と最後まで携わるのが設計部の仕事。心臓部である設計を中心にして、プロジェクト全体を進めていけるのは魅力の一つですね。納入のため数カ月に一度、関東~九州エリアに2週間ほど出張することもあります。

そんな設計部では覚えることが多いので、新入社員や若手社員の教育・研修に注力しています。週に数回、1~2時間ほど設計について教える時間を設けています。分からないことは遠慮せず、業務中でも研修中でもどんどん聞いてもらえるとうれしいですね。また組織全体の効率化を図り、働きやすい環境づくりに努めています。


インタビュー風景

Q2. 今までで一番印象に残っている仕事は何ですか?

ベトナムにある工場に機械を納入したときです。お客さまがすでに所有している装置と当社が新しく製造した装置でコンベアのラインを組むという内容で、自分が最初から最後まで監督する初めての仕事でもありました。現場確認した段階ではまだ撤去予定の壁も残っていてスペースが確保されていない状況でしたが、2~3回現地を訪れて寸法を測り、どのようなルートにするか考えていきました。大きな機械を現場の状態や間取りに合わせて設置するのは、思いのほか骨が折れる仕事なんです。実際に置いてみてから修正することはできないので。

立ち上げのためベトナムに滞在していた2週間は、上手くいくか?赤字にならないか?とずっと不安でした。橋のようなものをまたいで配置するなど複雑な要素もありましたが、大きな問題も起こらず思った通りのスペースに設置でき、機械もちゃんと動いてくれて安心しましたね。据え付け業務や機械の調整など、普段はなかなかやらない作業をしたのも良い経験となりました。


お仕事風景

Q3. 仕事の楽しさ、やりがいはどんなところですか?

一品ものの機械を造る会社ならではの楽しさは、設計に自分の考えを反映しやすい点。毎回決まった製品ではなく新しいものを生み出すわけですから、最低限必要な基準さえ守れば、既存のパターンにとらわれず好きなように設計できるんです。北川精機では一人の設計担当者が一つの機械の図面を書き上げます。設計を通して製品に自分の意思を込められることに、やりがいを感じています。

複雑なオーダーメイド品を設計するには、知識量がものを言います。業務中に得た知識や経験を忘れないために私がやっているのは、すでに自分の中でパターン化された設計方法ではなく、間違えそうな方法にあえてチャレンジすること。難易度が高い方を選ぶとインパクトが残るので、記憶が定着しやすいんですよね。お客さまの要望にお応えするのは大前提として、上場もしている規模の企業で、ここまで自由にものづくりができるところは珍しいのではないでしょうか。

また最近では後輩や部下が増え、部署全体を円滑に動かすことの楽しさにも気付きました。若手社員たちにより多くの知識を伝授したいとの想いから、これまで当社が手掛けた、多種多様な設計に関するデータをまとめた資料作成も進めています。
会議

Q4. 休みの日はどんな過ごし方をしていますか?

社会人になってから、時間を選ばず一人で楽しめる読書が趣味になりました。明確な結論があるものが好みなので、ミステリー小説を読むことが多いですね。好きな作品は相沢沙呼さんの『午前零時のサンドリヨン』など、色々あります。オフィス内に誰でも閲覧可能なMY本棚があり、読み終わった本は「S文庫」としてそこに寄付しています(笑)。
読書
読書

S.Sさんの一日

7:40
出社
8:00
ラジオ体操→始業→メールチェック・対応
9:00
設計業務
10:30
若手社員教育(週1回)
12:00
昼食
12:45
作業開始、設計業務、現場からの問い合わせ対応など
16:00
終業前の掃除
16:45
退社
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